2011/07/22

なぜ私はこんなにも「アジャイルサムライ」が好きなのか

読者の声に載せていただいたので、まずはそれを。
アジャイル宣言の背後にある原則から実践的なプラクティスまで、先駆者達の暗黙知にしか見えなかったものが余すところなく書かれています。アジャイルサムライにとっての五輪の書と言える一冊。

社内の人が関わった本がでるのが楽しみ

私は、永和の人が関わった本が出るのをいつも楽しみでしかたないんです。なぜかって、そのとき先輩や同僚が仕事で実際に使ってるネタとか、大切にしていることが本という形になって世に出るんですよ。わくわくしますよね。この本を始めて読んだときも、監訳者の2人が今まさに仕事でネタにしていることが満載で、すごくすごくわくわくしながら読み進めたのを覚えています。

やっとアジャイルについて話すことができるかもしれない

アジャイルジャパン2011のサテライト富山でお話させてもらいましたが、私はずっとアジャイルな開発をしてきたつもりでいました。でも、その時のスライドを見ていただければわかるかと思いますが、どうしたらアジャイルって言っていいのか、どうなるとアジャイルじゃないのか、その辺が実はさっぱりわからなかったんですよ。

でも、もう大丈夫!私にはアジャイルサムライがあるから!

とはいえ、まだスタートラインに立っただけです。私のサムライ戦記はまだ真っ白ですからね。

身震いする技術書に出会ったことはありますか?

私はあります。それも2冊。1冊目は「アジャイルな見積りと計画づくり」で、2冊目が本書です。

「アジャイルな見積りと計画づくり」では、「規模を見積もり、期間は算出する」というのが出てきたときに、「これか!こういうことなのか!」とものすごい衝撃を受けたのを覚えています。それまで、規模の見積りというのを、みんながいいと言うのでなんとなくやっていましたが、なぜそれがいいのかをついに知ることができたんです。

それと同じくらい心を動かされたのが、著者のJonathanの最後の一文でした。「ここで、この最後でその一文か!」と、朝の総武線で思わず声を出しそうになったのを覚えています。

ぜひ、最初から読みすすめて、Jonathanからの最後のメッセージをかみしめてください。

「あとがき」は最後に読もう

Jonathanからの一文に勝るとも劣らないのが「監訳者からのあとがき」です。が、ちゃんと「あとがき」は最後に読みましょう。
本編を全部読んで、最後のJonathanからの「この先どこへ向かえばいいのか?」も読んで、その上で翻訳の特典である「あとがき」を読みましょう。

システム開発の現場が少しでもいい方向へ向かいますように

そのために、システム開発に携わる一人でも多くの人に本書が届くことを祈っています。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−
アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

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