そんな時に困るのが、Ubuntuのaptリポジトリにないソフトウェアや、あってもバージョンが古い場合ですね。
野良ビルドをしてもいいんですが、無駄にCPU資源を使って、後々管理しにくい方法でインストールするのは得策とは言えません。
「そこでPPAですよ」という発表を昨年のオブラブ夏イベントでしたのですが、9.10になってPPAの使い方が超簡単になったようです。
例えば、9.04でgitのstableを入れたいのであれば、まず/etc/apt/sources.list.d/git-core.list を以下の内容で作成し、
deb http://ppa.launchpad.net/git-core/ppa/ubuntu jaunty mainapt-keyで鍵を取り込みます。
deb-src http://ppa.launchpad.net/git-core/ppa/ubuntu jaunty main
sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com E1DF1F24鍵の取り込みは必須ではありませんが、そのリポジトリからインストールする度に、インストールしてよいか聞かれるので取り込んでおいたほうがいいです。
https://launchpad.net/~git-core/+archive/ppaの Not using Ubuntu 9.10 (karmic)?をクリックすると表示されるされる部分がsources.list.dに書くべき内容で、Signing key:のスラッシュの後ろがapt-keyで指定する文字列です。
とてもとても大変ですね。
これが9.10ならば、以下のコマンドでOKです。
add-apt-repository ppa:git-core/ppaね。簡単でしょ。
こんなに便利になっていたのに、つい最近まで知りませんでした。これからはちゃんとリリースノート読みます。